こんにちは、ギターに特化した情報を発信する『GUITAR MAP』を運営しているツクヨブです。
ギターをはじめて間もなくすると「ブルース」って言葉をよく耳にすることが多くなってくると思います。
よくロックの原点は「ブルース」なんて言われたりもします。
ロックもよくわからないのにブルースが原点と言われましてもね・・・
そんな方向けに今回は「ブルース」ってどういう音楽なんだろ?や、簡単に弾けるブルースを紹介したいと思います。
これからブルースをかじるみなさん。
やばいですよ。
いまよりもっとギターが楽しくなること間違いありませんので最後までお付き合いください。
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ブルースとはどんな音楽?簡単解説!
ブルースの起源は?
ブルース(Blues)はアフリカ系アメリカ人の音楽のジャンルで19世紀後半「アメリカ深南部」で黒人霊歌、労働歌から発展してできた音楽です。
ブルースの名前の由来は?
そしてブルース(Blues)の名前の由来ですが、ブルースって悲しみ・憂鬱の感情を歌ってる寂しい音楽なんです。
なので悲しみ・憂鬱を色で例えると「ブルー(blue)」の色でたとえられることに由来しているんですね。
一昔前にJAPANでも憂鬱な時は「今日はブルーだなぁ・・・」とか結構使われてましたね。※今は死後です。
ブルースの特徴は?
ブルースは基本的に三行詩(AAB)形式で歌われます。
具体的に言うと
「問い・問い・応答」です。
このAAB形式ってのが感情の表現に適しているんです。
ビッグビルブルーンジー の「Hey Hey」という曲を見てましょう。
このような構成で歌われてるのがブルースの特徴です。
有名なブルースミュージシャンは?
ブルースはその後の音楽ジャンルに大きな影響を与えました。
ジャズ、ロックンロール、R&B、ソウル、ファンクなどの多くの音楽スタイルがブルースから派生してます。
また、ブルースは世界中で演奏され、地域ごとに独自のスタイルや派生ジャンルが生まれました。
例えば、シカゴブルースやテキサスブルースなどがあります。
そして多くのアーティストにも影響を与えました。
有名なブルースミュージシャンは以下のようなおじさん達がいます。
有名Bluesミュージシャン
- ロバート・ジョンソン
- マディ・ウォーターズ
- バディ・ガイ
- BBキング
- エリック・クラプトン
まだまだ沢山のミュージシャンがいますのでブルースが気になりすぎる人はチェックしてみましょう!
参考ロバート・ジョンソンが使用していたギター。ブルース好き必見!
参考エリック・クラプトンの代表作|現在もギターの神様は唄っている。
超簡単ブルースの基本進行!
ブルースは上図のように12小節をスリーコードで弾くのが基本です。
7thの3コードのみの構成で成り立っています。
典型的なブルースの曲は12小節の構造を持ち、3和音の進行(I、IV、Vコード)が繰り返されるってわけです。
I、IV、Vコード??
「1度・4度・5度」とも言います。
度数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
コード | A | B | C# | D | E | F# | G# |
I、IV、Vコード??
- ルート音のAが「1度」、Aから4つ目の音(4度)がD、Aから5つ目の音(5度)がEです。
この3つのコードをシャッフルリズムで軽快に弾けばあら簡単「ブルース」が弾けちゃうんです。
ジャッカジャッカとギターをかき鳴らしてみましょう!
これがブルースの基本的なバッキングのやり方です!
今回はAのキーを例にとりあげましたが、キーを変えても(I、IV、Vコード)は変わらないので色んなキーでコードをかき鳴らしてみましょう!
で、「1度・4度・5度」とかが分からない!って方はこちらの記事を参考にしてみましょう!
ブルースのアドリブのやり方は?
バッキングの基本的なところが分かったところで、次にやってみたいのはアドリブではないでしょうか?
「アドリブなんてまだ無理だよ!」って思ってる方はもいるでしょう。
でもです!そんな事はありません!音を継ぎ足しながら徐々に慣れていきましょう!
早い段階でアドリブに触れておくことはとってもいい事ですよ!
ではじっくり解説していきます!
ぺンタトニックスケールを理解しよう
もうこの横文字見ただけで、嫌になりません?
ツクヨブはそうでした。なんだよペンタって!カッコわりー名前だな!ペンタゴンか!!ってね。
これ知ったとき「へぇ〜」って思いました。ツクヨブだけ??
実はぺンタトニックスケールも同じなのです。
ペンタトニックスケールとは?
- 1オクターブに5つの音が含まれる音階のことを言います。ペンタの意味は「5」なんです!
どうでしょうか?なんとなく理解できましたか?
マイナーぺンタトニックスケールを理解しよう
下記の指板を見てみてください。キーAで解説します。
5Fの赤丸が6弦ルート音のキーAです。
そこから次の赤丸(1オクターブ上の4弦ルート音のA)までの音が5つとなります。
お分かり頂けたであろうか。
これがペンタトニックスケールです。
また図で示したスケールはマイナーペンタトニックスケールです。
メジャーぺンタトニックスケール
下記の指板を見てみてください。キーAで解説します。
これがメジャーペンタトニックスケールです。
マイナーもメジャーも5つの音で構成されてるのは変わりません。
マイナーとメジャーの違いは?
マイナーとメジャーの違いは、ざっくりで言うと明るいか暗いかになります。
マイナーとメジャーの違い
- マイナーは悲し気な哀愁があるような淋しい音の構成。
- メジャーは元気で明るいPOPな感じな音の構成。
となります。
曲の雰囲気によって使い分けるといったところです。
ただし!この曲はメジャーで!この曲はマイナーで!とはっきり分ける必要はありません!混ざてもいいんです!
このメジャーとマイナー混ぜたペンタを「ミックスペンタ」と言われます。
難しいですね!
難しいので、まずは泥臭いブルースをやりたいのでマイナーペンタからスタートさせましょう!
スケールを横移動をしてプロっぽく見せよう
先ほどの図は1ブロックのみを載せたスケールになります。
このブロックのみでのアドリブはちょっと淋しいので横にも移動しましょう。
ちょっと横移動が加わる事で素人感は無くなります。
では図で比較してみます。
どうでしょうか?
1ブロックのみの上下移動だけのスケールから横移動が加わり1つレベルが上がった感じになりました。
5フレットを基準にして左側のポジションについても、どう考えればすんなり入るかを解説した記事もありますので合わせてご確認ください。
参考マイナーペンタの苦手を克服!簡単なヒントでアドリブが開花する!Amで解説!
ブルーノートも入れてみよう
ブルーノートって何ぞや?って話になりますが、ブルーノートとは、5度の音からフラットした音です。
「むむむむ・・・小難しい・・・。。」ってなりますよね?
もっと簡単に。。
まず「5度」とはです。
5度とはみんな大好きパワーコードの音です。
♪ズンズンズンズンズンズンズンズンズンズン♪
6弦ルート音に対しての5度は5弦7Fです!
ルートに対しての5度の位置は2弦〜3弦を跨ぐ時以外は変わりません!!なので形で覚えておきましょう!
度数について詳しく解説してる記事がありますので合わせてご確認下さい。
5度を理解して頂いたと思いますので、次は5度からフラットさせて下さい。
フラットとは?そうですね、半音ですね!
なので、5度から半音下げましょう!
その音がブルーノート(♭5)です。
さらにもっと簡単にブルースっぽくなるポジションについて解説してる記事もありますので合わせてご確認ください。
参考初心者必見!ブルースアドリブは3つのポジションでOK!簡単にコツを解説します。
アドリブを実践してみよう
いよいよ実践して見ましょう。
バッキングトラックはYouTubeから拝借するとしてやってみよう!!
ブルースを弾くならGibsonでしょう!!って事でGibson J-45を紹介した記事がありますので是非参考に!!
参考【当たり外れJ-45】当たれば最高!Gibson J-45の特徴を徹底レビュー
スケールはなぞるんじゃない、歌うんだ!
実践してみてなんかしっくりこないって方いると思います。
それはスケールをただなぞってるだけだからです。
歌うことが大事なんです!
って何言ってんねん!?って感じかと思いますが。。。
皆さんカラオケで歌ったらビブラートを掛けたり、しゃくりを入れたり、抑揚を抑えたり、感情を出して歌いますよね?ただ歌詞を棒読みはしませんよね?
それとギターも一緒です。
チョーキングを入れたり、スライドを入れたり、ハンマリングを入れたり、ビブラートを入れたり、、、ギターの技を駆使して歌って下さい!
それでもピンとこない方はトラックに合わせて声に出して歌って見て下さい。
そのニュアンスをギターに当てはめれるようになれば、もうあなたはアドリブマスターです。
ちょっと待てよ!スケールがそもそも分からない!って方はまずは下記を参照しよう!
参考『ギターの勉強』1日でマスター!メジャースケールを簡単解説!
参考『ギターの勉強』1日でマスター!マイナースケールを簡単解説!
まとめ:ブルースを楽しもう
今回はブルースとは何?ってことで基本的なところを解説しました。
まずは12小節3コードのバッキングを覚えることがブルースの入り口にたてます。
そして今度はバッキングにのせてギターソロのアドリブにもチャレンジです!
これからがどんどん楽しくなるのです。
いきないアドリブなんかできないよ!って思う方もいるかもしれません。
ですが、初心者だろうがアドリブにはどんどん挑戦していくことをオススメします。
初心者 = 出来ない の固定概念を捨てて思い切ってチャレンジしていきましょう!
それではみなさんenjoy the guitar!!!